一番がいい!!〜番外編〜
****
バスケ部に入って、しばらくたった。
中学みたいに強くないから、練習も人間関係も楽!
ただ…
大也センパイだけは『鬼』だ!
ちょっと、走るスピード緩めただけで怒鳴られる。
練習なんてサボったらどーなるか…
考えただけで、サボる気なくす…
昼休みも練習するってことで、体育館で飯を食ってるオレら。
せっかく近くの席になれたんだから、本当は、教室で食いたいのに…
練習を終えて、教室に入ろうとすると…
相川さんと、高梨さんの声。
ん?
バスケ部の話してないか?
えっ、ヤベー嬉しいかも?!
「何話してるの ?」
冷静に…
自然にだぞ…
「バスケ頑張ってるなぁって話してたの」
相川さんがサラッと答える。
やっぱりか?!
「マジで?
オレがいないときにも、話してくれてるなんて嬉しいよ!」
口角が上がるのを隠せず、席に着く。