一番がいい!!〜番外編〜
ふと、窓から下を見ると
「あれって、智哉と知里じゃないか?」
遊実も、オレの隣にきて窓枠につかまりながら背伸びをして下を見る。
小さいなぁ…
その姿が可愛くて、つい微笑んでしまう。
「知里たちの前にいるのって、大也センパイと静香センパイじゃない?」
ん?
確かに、智哉たちの前にはしゃがみこんでいる男女が見えた。
「そー言われたら、そーかも?」
「何があったんだろう?」
「なんか修羅場っぽくねぇ?」
「やっぱ、そー見える?」
眉間にしわを寄せて、何か考えてる。
オレとしては、そんなのどーでもよくて今遊実と普通に話せていることが嬉しい。