一番がいい!!〜番外編〜
この態度は、オレを好きだって勘違いするぞ?
いいよな?
抱き付く遊実を離して、膝まづく。
遊実を見上げて、
「好きです。
一緒にクリスマス過ごしてくれますか?」
目にいっぱいの涙を浮かべ、両手を口元に当てる。
オレは、ドキドキとはやる気持ちを抑えて、返事を待った。
入学から9か月待ったんだ。
こんな一瞬が待てないわけがない。
オレは、笑顔で遊実の返事を待った。
「…よろ、しく、お願い、します」
そう言いながら、オレに飛び込んできて2人で床に倒れこんだ。
ギュッと抱きしめながら
「大切にするから…」
「うん!」
そっと顔を近づけると、オレはキスをした。
9か月間、ずっとずっとこうしたかった。
もう我慢することない。
抱き合いながら、今までの思いをぶつけるように何度もキスをした。