ラッキー☆セブン
『よーし!そうともなれば自分の気持ち確かめてこーい!』
佐和子はそう言い放つと私の背中をどんどん押して休憩室の入口まで追いやると扉を開けてポイッと外に放り出した。
えええええ。
バタンと虚しく締まる扉。
『って言っても、、、どうすればいいの?』
追い出されちゃって行くとこ無いし、、、。
とりあえず春山さんが向かったであろう自販機の方へ歩いていく。
数メートル歩いていくと向こう側から歩いてくる人が見えてきた。どんどんこっちに向かってくる。見覚えはある。
あ、やっぱり春山さんだ!どうしよう、佐和子が変なこと言うから緊張してた、、、。ああああああああ、引き返そうにも引き返せないし、、、。
何てくだらない思考を巡らせていると向こう側の人が口を開いた。
『あ、松重さんじゃん。飲み物買うの?』
『ふ、ふぁい!!!』
おい、、、。自分落ち着けよ!!いくらなんでもふぁい!!!って何だよ!!
あー!恥ずかしい恥ずかしい!!どうしよう!!?
『ははっ、何その反応。俺もしかして怯えられてる?』
『え、えっとそんなんじゃないです!!すみません!』
顔が熱い。何だこれ。心臓ばっくばくだし。
『真っ赤だよー?』
そう言って私のほっぺにさっき買ったのであろう缶コーヒーを当てた。
『ひっ!』
あまりの冷たさに飛び退く私。
『あ、そんなに冷たかった?ごめんごめん』
もう!びっくりして心臓が余計速くなっちゃったじゃない!だけど無邪気に笑う彼を見て怒る気にはなれなかった。
ああ、こんな風にも笑うんだなあ。
どきん。
心臓がまた増して激しく鼓動する。
私は彼を見つめる。
目が合った。
どきん。
どきん。
『どうした?』
そう言って春山さんはさっきとは違ってふわっと優しい笑みを浮かべた。
どきん。また顔が熱くなる。
何か言わなきゃ。しかし、言葉が出てこない。
私の言葉を待っているはずの春山さんは見つめられて何を考えてるのかな。
見つめ合ったまま少し時が流れた。
えーっと、えーっと。
その時佐和子の言葉が頭の裏をよぎる。
それって恋だよ。
うん。気づいた。
言う通りかもしれない。
『おー!春山と松重さんじゃないかー!お疲れお疲れ〜!』
どきー!その時時の流れが変わった。
て、ててて店長か、、、。
『あ、お疲れーっす』
『お、お疲れ様です、、、!』
二人とも視線を外して店長の方を見る。
『どうしたどうした、こんなところで〜?』
確かにこんな廊下のど真ん中で見つめ合ってたら気になるよね。
『い、いえ!お、お昼ご飯でも食べようかなーって!えへへ、、、』
自分では上手くかわしたほうだね。
何て私を褒めていたら、
『松重さん、飯まだだったんだ。よかったら一緒に行く?』
って春山さんが。
なんですって。恋を自覚して間もなくこんなチャンスが訪れるだなんて思ってもなかった。
以前仲良くしたいって言ってくれたことだし、春山さんのことを知って自分を知ってもらう絶好の機会じゃない?断る理由なんてないよね。
『は、はい!是非!』
これでもかというくらい元気にお返事。
前にはニヤニヤして私たちを眺めている店長。
『はははは!いいじゃないか!若い二人水入らず行ってこーい!』
店長テンション高いな!面接の時のクールぶりは一体どこへやら。
『じゃあ行こうか。近くのレストラン〇〇でもいいかな?うちもレストランだけどね』
『はい!そうしましょう、、、!』
私たちはお店を出て徒歩三分のレストランへと向かった。
佐和子はそう言い放つと私の背中をどんどん押して休憩室の入口まで追いやると扉を開けてポイッと外に放り出した。
えええええ。
バタンと虚しく締まる扉。
『って言っても、、、どうすればいいの?』
追い出されちゃって行くとこ無いし、、、。
とりあえず春山さんが向かったであろう自販機の方へ歩いていく。
数メートル歩いていくと向こう側から歩いてくる人が見えてきた。どんどんこっちに向かってくる。見覚えはある。
あ、やっぱり春山さんだ!どうしよう、佐和子が変なこと言うから緊張してた、、、。ああああああああ、引き返そうにも引き返せないし、、、。
何てくだらない思考を巡らせていると向こう側の人が口を開いた。
『あ、松重さんじゃん。飲み物買うの?』
『ふ、ふぁい!!!』
おい、、、。自分落ち着けよ!!いくらなんでもふぁい!!!って何だよ!!
あー!恥ずかしい恥ずかしい!!どうしよう!!?
『ははっ、何その反応。俺もしかして怯えられてる?』
『え、えっとそんなんじゃないです!!すみません!』
顔が熱い。何だこれ。心臓ばっくばくだし。
『真っ赤だよー?』
そう言って私のほっぺにさっき買ったのであろう缶コーヒーを当てた。
『ひっ!』
あまりの冷たさに飛び退く私。
『あ、そんなに冷たかった?ごめんごめん』
もう!びっくりして心臓が余計速くなっちゃったじゃない!だけど無邪気に笑う彼を見て怒る気にはなれなかった。
ああ、こんな風にも笑うんだなあ。
どきん。
心臓がまた増して激しく鼓動する。
私は彼を見つめる。
目が合った。
どきん。
どきん。
『どうした?』
そう言って春山さんはさっきとは違ってふわっと優しい笑みを浮かべた。
どきん。また顔が熱くなる。
何か言わなきゃ。しかし、言葉が出てこない。
私の言葉を待っているはずの春山さんは見つめられて何を考えてるのかな。
見つめ合ったまま少し時が流れた。
えーっと、えーっと。
その時佐和子の言葉が頭の裏をよぎる。
それって恋だよ。
うん。気づいた。
言う通りかもしれない。
『おー!春山と松重さんじゃないかー!お疲れお疲れ〜!』
どきー!その時時の流れが変わった。
て、ててて店長か、、、。
『あ、お疲れーっす』
『お、お疲れ様です、、、!』
二人とも視線を外して店長の方を見る。
『どうしたどうした、こんなところで〜?』
確かにこんな廊下のど真ん中で見つめ合ってたら気になるよね。
『い、いえ!お、お昼ご飯でも食べようかなーって!えへへ、、、』
自分では上手くかわしたほうだね。
何て私を褒めていたら、
『松重さん、飯まだだったんだ。よかったら一緒に行く?』
って春山さんが。
なんですって。恋を自覚して間もなくこんなチャンスが訪れるだなんて思ってもなかった。
以前仲良くしたいって言ってくれたことだし、春山さんのことを知って自分を知ってもらう絶好の機会じゃない?断る理由なんてないよね。
『は、はい!是非!』
これでもかというくらい元気にお返事。
前にはニヤニヤして私たちを眺めている店長。
『はははは!いいじゃないか!若い二人水入らず行ってこーい!』
店長テンション高いな!面接の時のクールぶりは一体どこへやら。
『じゃあ行こうか。近くのレストラン〇〇でもいいかな?うちもレストランだけどね』
『はい!そうしましょう、、、!』
私たちはお店を出て徒歩三分のレストランへと向かった。