好きとか。




俺は体育の時間にサッカーをしてた。


サッカーは嫌いじゃないけど
疲れる。

走ってはとまって
また、走ってはとまって。


それの繰り返しが超疲れる。




『爽!!パス!!』



俺は宇木にボールをパスして
ボールが少し遠くにいった隙に
あの子がいるあの教室を見つめた。








……いた。





学校をくりぬいた小さな窓から
彼女がひょっこり顔を外に出している。




なにしてんの、授業ちゃんと聞かなきゃ
だめじゃん。









……宇木なんて見んなよ。





< 36 / 47 >

この作品をシェア

pagetop