君のそばにいたくて

先輩とその後も飲んでる間。
ギリギリ見える席に座っている
成瀬が気になって、
先輩の話なんて
耳から耳へ抜けていった。

( ― 深瀬さっきから会話には入れてない。
    昔はあんなに人気者だったのに。 )

高校の時より
変わるのは当たり前か。

なんて思いながら
締めに頼んだ最後のビールを飲み干した。

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