君のそばにいたくて

「 え、お父さんなんですか?
   お若いですね 。」  

「 あ、いやいや。
  俺の性格がお父さんみたいだって 」

苦笑したあとに深瀬さんは
こちらを見て、

( 後で覚えとけよ。 )

のような、
スマイルでこちらを見た。

そんな会話をしていると。

( キィィ... )

ドアが開く音がした。

「 成瀬だ... 。」

ドアを開けて
まっすぐな瞳で
こちらを見る成瀬は
高校時代とは
どこも変わらないで
そのまま大人になったような。
美男子になっていた。
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