君のそばにいたくて
私に黙々と筆記で書く成瀬くん
そんな時も彼は笑顔で
ああ、強いな。って思った。
「「 どうして泣いてるの? 」」
そんな事をいう君に
何かと思った。
――― ああ、私泣いてんのか。
「 ごめんね、ごめん。なんでもない。 」
ソっとハンカチを出してくれた
成瀬くんに笑顔でありがとうって
伝えた。
そして今でも分かるんだ。
君が好きだ、大好きだって。
でも思った時に成瀬くんは
紙に書いた。
「「 俺恋愛しないって決めたんだ。
人に迷惑かけまで愛したくないって 」」
心が溶けた。
ああ、また同じだって思った。
―― また高校の時の用にフラレた。