【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。
♡キスしたい。

中間テストも近づくある日のこと。


私は今回も学年一位を取るべく、休み時間熱心に勉強中だった。


黙々と英語の文法問題を解く。



だって、黒瀧くんには負けたくないんだもん。


彼は前回の期末で一位を取って、一学期の中間一位の私を追い抜かした。


中等部時代も毎回競い合ってたし。



なにより中等部の入試では彼がトップ合格だったから、入学式の代表挨拶は彼だった。


その時から悔しかったの。

本人はあんまりガリ勉してる気配ないのに…。


だから今回こそは、絶対負けないように頑張ることに決めたの。


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