【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。
だとしたら恥ずかしすぎる…!!
「な、なになに!?なにそれ!!
どういう……」
ーーキーンコーン…。
するとそこで予鈴のチャイムが鳴った。
翼くんはさっと私から離れる。
「お、やべー、そろそろ行かねぇと。
じゃあな、モモ」
そして手をヒラヒラとさせながら、機嫌の良さそうな顔でその場を去っていった。
私はもう放心状態。
…うそでしょ。
ひどい。ずるい…。
だから昨日、あんなペラペラ一人で喋ってたんだ。
私が起きてるって知ってて。
寝たふりバレバレだったってこと?