【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。

あの変なあだ名の呼び声と共に、心臓が飛び跳ねた。


うっ…、どうして…


さっそくうちのクラスにまで来たの??


一体何しに…



すると、黒瀧翼はスタスタとこちらへやってきて…



「モモ、見つけた」



嬉しそうにそう呟くと、机に手をついて私の顔を覗き込んだ。



どきっ。



「…もうっ、だからモモって呼ばないでってば!!

何しに来たのよっ!?」


「何って、会いに来た」


「…っ!会いに来た?

な…なんで、」


「なんでって……

だって俺ら付き合ってるじゃん」


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