【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。
♡ないしょのプレゼント
ーーそれから約1ヶ月後。
「ねぇねぇ、イブどうするー?」
「プレゼント何にしたー?」
二学期の終業式を控えた寒い冬の日。
あたりはクリスマスモードで、学校中クリスマスの話題でもちきりだった。
「なーに、浮かない顔してんの?」
詩織が私の机までやってくる。
「ううん、べつに…」
「とか言ってあれでしょ、翼くんのことでしょ?
相変わらずなんだ?」
「…う、うぅ…。
だって…」