【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。

…まぁね。


一応イブの日だけはちゃんと予定を押さえてある。


初めて1日一緒に過ごす日。


プレゼントだって用意した。



「あんまり疑心暗鬼になってもしょうがないよー。

ポジティブポジティブ!

桃果は愛されてるんだから、心配すんな!」



詩織はやけに楽天的なことばっか言うけど、ねぇ…。



まぁイブまでの辛抱かしら。


冬休みになれば少しは時間もできるかな。


そしたらもっとたくさん一緒に過ごせるかな?



別に放課後以外はいつも通りだし。

気にしすぎ?


なんだか腑に落ちない気もするけれど…


とりあえず今はイブのデートを楽しみにやり過ごすことにした。


< 267 / 289 >

この作品をシェア

pagetop