【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。
「えー、ていうかやば!彼女もまじ可愛い!
さっすがレベル高っ!」
「ほんとだー!可愛い〜!」
…なんだか話についていけない。
だけどとりあえず愛想笑いをしておく。
「…あはは、」
そしたら彼女たちは気が済んだのか、
「えー、じゃあ彼女とお幸せに〜!!」
「ありがとうございましたー!!」
手を振りながら去っていった。
一瞬の出来事…。
私はポカンとして。
だけど翼くんは明らかに、まずい…といったような顔をしていた。
それを見て思う。
あぁやっぱり、なんか隠してたんだ…。
「ねぇ…翼くん?」
だからせっかくのプレゼント渡すところだったけど、問い詰めてみた。
「今の…なんの話?」