【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。

嬉しすぎて涙が出てくる。



「ちゃんとまたあらためて、いいのプレゼントするから」


「…っなに言ってるの。じゅうぶんだよ…」



すると翼くんは指輪を箱から取り出して、私の左手を掴んだ。



「手、出して…」



夢みたいな瞬間。


薬指にダイヤのリングがはまる。



不思議なことに、指輪は私の指のサイズにぴったりだった。



…どうしてサイズわかったのかしら?



「よかった、ぴったり」


「…ほんとだ。なんで?」


「ちゃんと藤原に指のサイズリサーチしてもらったから」


「…えぇ〜っ!?」


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