【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。
え、今…なんて言った…?
この私が、
恋愛したことがない…?
……いや、
………図星だけど!!
なんでそんなことアンタに言われなきゃいけないの!?
「し、失礼ねっ…!」
あまりにも腹が立って机をドンと叩く。
でも黒瀧翼はビクともせず、さらにわかったようなことを言ってきた。
「本当に好きになったらさ、条件とかどうでもよくなるよ。
モモだってきっとそうなる」
「…な、なるわけないでしょ!!
少なくともアンタにはならないから!」
「どうかな〜。なるかもよ」
「っ、このナルシスト!最低!
大嫌いっ!!」