【完】俺が絶対、好きって言わせてみせるから。
…なんだろう。
なぜか今日は素直に謝ってる自分がいた。
まだお酒残ってるから?
わからないけど…
色々助けてくれた彼に迷惑をかけたくない。
彼にごめんなんて、言ってほしくない。
だったら私が怒られたほうがいい…なんて思ってしまった。
変よね。
すると黒瀧くん、私の頭に手を置いて
「モモのほうこそ、別に謝る必要ないだろ。
俺はモモに振り回されるなら本望だし」
「…えっ?」
ちょっとちょっと、何言ってるの…。
だけど彼はやっぱり、優しく笑ってくれる。
その表情に少し胸が熱くなった。
なんでそんなに優しいの?
調子が狂う、本当に…。