【完】イケメン*Twins~悪魔の誘惑~
高校に入ってから
望月のことを遠くから見てて、この感情が何なのか気づいていた
それでも俺は自分の感情を見て見ぬフリをしていたんだ
そんなある日
屋上で昼寝をしてて、目が覚めたときには放課後だった
屋上から出て、校舎を歩ってみるとほとんどの生徒がもう下校していた
俺もさっさと帰ろうと、靴箱へ向かっている途中
望月がキョロキョロと何かしているのを見て、つい隠れてしまった
「何してんだあいつ…」なんて思いながら
観察していると、誰かの靴箱に手紙をいれて
逃げるようにその場から立ち去った
あいつが手紙を入れたのが誰なのか気になり
望月が帰ったことを確認してから靴箱覗いた
「真歩…」
靴箱の中には、真歩の外ばきの上に女子らしい手紙が置かれている
薄々、望月が真歩のことを好きなのは感じていたがラブレターを送るなんて想定外だった