【完】イケメン*Twins~悪魔の誘惑~





そして


写真を印刷するために俺は職員室で鍵を借りに行ったのだが…






「だっから!!印刷室の鍵貸せよ!!」



「え~お前に貸したら壊されそうだし~



やだ」



清々しい笑顔で俺の頼みを拒否する担任



こいつじゃほんと話になんねぇ…!




「萩野!!お前しか頼めねぇの!!」


「そんな台詞、お前の口から聞きたくなかったわ…俺なんか気持ち悪くなってきたからもう行っていいか…?」


「ぶっ飛ばす。」



萩野と話してるとだんだん殺意が湧いてくる



あと少しで4時限目が終わる



4時限目が終わる前には写真を印刷してぇのに



そんなとき





「あ、萩野先生~

これ森先生から預かってきました」



…っ!!



救世主、田中の参上だ。




「おーごくろ「田中!!!」



萩野の言葉を遮り、田中の肩に手をまわし肩を組む



「ちょうどよかった田中

写真が撮れたけど、印刷できねぇんだ…
萩野が鍵貸してくんねぇの…。
困るよなぁ…?」



俺が言いたいことがわかったのだろう


田中が引きつった笑みを見せながら
「萩野先生…印刷室の鍵貸してくれませんか」
と萩野に言った




はぁ…とため息をはくと「田中に貸したんだからな、お前じゃねぇぞ美神」と俺に強く言いながら田中に鍵をわたす萩野。


いちいち人をむかつかせるなほんと…



「わかってるっつーの

行くぞ、田中」



「…は、はい」



そして強制的に田中を連れて、印刷室へ




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