【完】イケメン*Twins~悪魔の誘惑~
「美神くんには『好きでした』ってことを伝えるの。美神には『好きです』って伝えるの」
「?
なんで…?
美神くんに『好きでした』なんて伝える必要ないじゃない
だってそれ、過去の気持ちでしょ…?」
ま、まぁ…こころんの言う通り
過去の気持ちだし伝える必要ないかもだけど…
「ただの自己満足…というか
美神くんに抱いてた気持ちに蹴りをつける告白…?というか…」
上手く伝えられない私の話をこころんは、まっすぐ私の目を見て聞いてくれてる
「手紙だって…ほら…!
今頃ほんとだったら、美神くんのもとに手紙が届いてて、告白して…振られて…っていう感じだったはずでしょ?」
「…わからないじゃない。
今頃付き合ってたかもよ?」
それはないよ…と苦笑いを浮かべる私