【完】イケメン*Twins~悪魔の誘惑~
「………」
気まずそうに、視線を私から自動販売機のジュースのほうへとむける
私はもうそんなに気にしてないのに…
こんなに避けられちゃうと…私だってどんな態度とっていいかわかんないよ…
「……な、なに飲むの望月…」
視線は私にむけていない
自動販売機のジュースを見つめながらポツリと木下くんが呟いたのだ
「私は…いちごオレを…
飲もうと思っておりますが……」
なんだかカタコトな敬語で返してしまった
すると、木下くんは無言のままお金をいれて
いちごオレのボタンをピッと押した。
「…ん」
「え!?」
自動販売機からゴトンと出てきたいちごオレを私に差し出してくる木下くん
な、なんで…??