【完】イケメン*Twins~悪魔の誘惑~
「私…ずっと真歩くんが好きでした」
静かな教室に、私の声だけが響いた
ちょっと驚いたように目を見開いたが、すぐに優しく目を細めた
「好き"でした"…か」
「ご、ごめんね…
あんま気分いい告白じゃなくて…
私の気持ちのけじめ?をつけにきたといいますか…えっと…」
ワタワタと言葉を考えていると真歩くんは
「全然大丈夫だよ…続けて?」と
柔らかく微笑んでくれた
「中学のとき、駅で助けてくれた人と同じ
香りがして…そのときからなんだかずっと
真歩くんのこと目で追ってて、これが恋だーって思ってました
でも……」
私がそこまで言いかけると
「"恋"とは違う感情だって気づいたんだ?」