【完】イケメン*Twins~悪魔の誘惑~
「んで…お前さっき
『言うこと聞くから手紙のことは忘れて』
って言ったろ?
それ、それが口止め料っつーこと。」
ン゛ン゛ッと咳払いすると、先ほどの話に戻る
「…手紙のことは言わない
ただし、俺の言うことはきけよ?ってこと?」
「そ。キスできねぇみたいだし?
これから俺の言うことなんでもきくっつーんなら黙っててやるよ」
なんて強引でワガママな悪魔なんだ
こんな奴の靴箱にいれてしまったなんて…
「どうする?」
なんだか嬉しそうな顔をしながら聞いてくる
いま私の手紙を持っているのはこの悪魔だ
この悪魔なら私の書いたラブレターを
放送で流す…とか
コピーしてバラまく…とか
本気でやりかねない…。
考えただけでゾクリと背筋が凍った