Tell me !!〜課長と始める恋する時間
「桃原さんには言いましたが僕にも腹違いですが弟がいます。マサルくんと同じ年くらいの。だけどずっと離れて暮らしているので実感もなにもありません。」
そうだったよね。確か弟さんが生まれたと同時に家を出されたんだもんね。
「兄弟とはこんな感じですか?何でも言い合って喧嘩しても、もうケロッとした顔をしている二人共。まるで何事も無かったように。」
「そうですよ、小さい頃から喧嘩しては両親に怒られてそれでまた仲直りして遊びだしては直ぐに喧嘩して。その繰り返しですよ。それにいつだって最後は怒られるのお姉ちゃんの私だし。」
と私が言うと
「そんな事ないよ。俺っちだって大きくなってきて姉ちゃんと背が変わんなくなって来たらお姉ちゃんは女の子なんだから優しくしなさいってマミーにいつも怒られてたよ?」
マサルがまたもや反論してくる。キリがない。
「やはり、僕には分からない世界です。兄弟がいるのに恐らくこの先もずっと知る事のない感情かもしれませんね。」
「課長…」
そんな寂しい顔しないでください。なんて言えばいいのか分かんないよ。
「じゃあさ、俺っちがカチョーさんの弟になってやるっち。」
「はあ?あんた何言ってんのよ。図々しいにもほどがあるわよ。」
「なんで?いいじゃん別に。それにさぁ、姉ちゃんとカチョーさんが結婚したら本当の弟になるじゃん。」
け、け、結婚って…
「もう、勝手な事、言わないのっ。」
「いえ、それは嬉しいですね。マサルくん、これからどうぞ宜しくお願いします。」
いつか私にしてくれたように丁寧に頭を下げる課長。
「いいってことよ。」
「こらっ、マサルっ。調子に乗んな。大体あんた何でこんな早い時間に帰ってきてんのよっ。」
「ん?俺っち?なんか一緒に行ってたガールズたちが他のガールズ達と喧嘩して。」
「喧嘩?」
「うん、俺っちが別のガールズにも一緒に滑ろうよって声掛けたらなんかみんな揉めちゃったんだよね。それで面倒になって友達と俺っちだけで先に帰ってきちゃった。」
きちゃったって…
はぁ……
人の事、どうのこうの言う前に、あんたのしてる事の方がよっぽど酷いからね。
そうだったよね。確か弟さんが生まれたと同時に家を出されたんだもんね。
「兄弟とはこんな感じですか?何でも言い合って喧嘩しても、もうケロッとした顔をしている二人共。まるで何事も無かったように。」
「そうですよ、小さい頃から喧嘩しては両親に怒られてそれでまた仲直りして遊びだしては直ぐに喧嘩して。その繰り返しですよ。それにいつだって最後は怒られるのお姉ちゃんの私だし。」
と私が言うと
「そんな事ないよ。俺っちだって大きくなってきて姉ちゃんと背が変わんなくなって来たらお姉ちゃんは女の子なんだから優しくしなさいってマミーにいつも怒られてたよ?」
マサルがまたもや反論してくる。キリがない。
「やはり、僕には分からない世界です。兄弟がいるのに恐らくこの先もずっと知る事のない感情かもしれませんね。」
「課長…」
そんな寂しい顔しないでください。なんて言えばいいのか分かんないよ。
「じゃあさ、俺っちがカチョーさんの弟になってやるっち。」
「はあ?あんた何言ってんのよ。図々しいにもほどがあるわよ。」
「なんで?いいじゃん別に。それにさぁ、姉ちゃんとカチョーさんが結婚したら本当の弟になるじゃん。」
け、け、結婚って…
「もう、勝手な事、言わないのっ。」
「いえ、それは嬉しいですね。マサルくん、これからどうぞ宜しくお願いします。」
いつか私にしてくれたように丁寧に頭を下げる課長。
「いいってことよ。」
「こらっ、マサルっ。調子に乗んな。大体あんた何でこんな早い時間に帰ってきてんのよっ。」
「ん?俺っち?なんか一緒に行ってたガールズたちが他のガールズ達と喧嘩して。」
「喧嘩?」
「うん、俺っちが別のガールズにも一緒に滑ろうよって声掛けたらなんかみんな揉めちゃったんだよね。それで面倒になって友達と俺っちだけで先に帰ってきちゃった。」
きちゃったって…
はぁ……
人の事、どうのこうの言う前に、あんたのしてる事の方がよっぽど酷いからね。