Tell me !!〜課長と始める恋する時間

「課長、とにかく用意しますね。洗面所お借りします。」


これはヤバイとベッドから出ようとすると、


「桃原さん。」


「はい?」


「僕は君に触れるどころかそれ以上の事をしてしまいました。それはぶっ殺されるに値する内容です。」


「いやぁ、まぁ…そうですけど…。」


なんだか、うちのお父さんと同レベルくらい面倒くさい人がここに居たか?


「すなわち、僕はもう死んだも同然。」


はあ?


「何、訳の分からないこと言ってるんです?急いで支度しますから。」


「桃原さん。」


腕をガシっと掴まれて…


「今夜も君を返さないことにします。」


そう言うと課長がまた覆い被さってきた。


「か、課長…、ちょちょちょ、ちょっと待って、」


「諦めるんです、桃原さん。どうせぶっ殺されるんです、さぁ、君も地獄へ道連れです。」


「ひ、ひ、ひやぁ〜。」


どうして私の周りには面倒な人ばかり集まるのぉ〜


とは言え、課長の熱〜いキスに何もかも考えられなくなる私。


つい、気持ちが溢れてくる。


「課長、大好きっ。」


「桃原さん、余裕ですね。直ぐにその余裕、僕が無くしてみせますから…」


私達の甘い時間はまだまだ終わらない…。







◆甘々編◆〜二人で迎える初めての朝
That will never end…










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