生徒だけど寮母やります!2
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
「起立、お願いします」
「「お願いします」」
午後の学科授業が始まり、市河は一礼して着席した
あー.....
春休みが終わってまた普通の毎日が始まった感あるな.....
つらい.....
「プリント2種類あるから後ろに回してー」
窓際の席に座る市河は先生の声を耳だけで聞きながら、ふと窓の外に目を落とす
窓から見下ろすと、そこにはよく見知った2人が歩いていた
あれは.....景と.....ルーク.....?
景は毎日俺らより早く帰って寮母の仕事やってて、それは知ってるけど
.....なんであいつまで?
.....学科授業は?
景と一緒に帰るのか?
.......まぁ、いいや
市河は心中で首をひねりながら、黒板に向き直った