生徒だけど寮母やります!2
凄く気持ちが悪い.....
苦しい.....
午後2時
激しい吐き気で目を覚ました満宵は、やっとの事でケータイを手に取り、届いたメールを見て肩を落とした
景ちゃん.....いないみたい.....
彼女に助けを求めようかと思ったのだが、彼女は2年生の先輩とともに不在なようで
しかもそこに書いてあることが、体調の悪い満宵をさらに混乱させた
『以前この寮の生徒だった小高爽馬の実家に2年生5人で向かいます。夜に帰る予定です。不在の間、体調が悪くなったら私以外の寮母さんか、夕方から来てくれる斎藤先生に相談してね。詳しい話は図書館にいる以倉双子が知っています。急な話でごめんね』
小高家.....!?
前に2年生が話してた、狐の.....?
伊吹グループに侵入した人?
大丈夫なの?それ?
景ちゃん.....
景ちゃん.....
「ゔゔっ」
急な吐き気にとっさに口を押さえた満宵は誰か1年生がまだ寮に残ってないかと
誰かに助けを求めようと
ヨロヨロとよろけながら自室を出た