生徒だけど寮母やります!2
「この夏も神社の夏祭りに行くつもりだけど、咲夜はお盆には帰省するだろうから今年も一緒には行けないね」
「もうくんな!」
「さっき次行くときは誘うって言ったよなお前」
ウゲッという顔で叫ぶ市河に、ライが冷静に突っ込む
なんだか少し可哀想な顔の咲夜は、夏の日差しに目を細め、続く道をすっと見据えた
「俺の夏祭りへの道のりは、遠く険しいんだな.....この道無き道のように.....」
「喋ってねぇで早く歩け布野郎」
悲しみすらもライに一蹴される咲夜の言葉に
「でも確かにそうだよねぇ」
と景は辺りをくるくる見渡した
「こんな長くて歩きにくい山の中に狐の里があるなんてびっくりだよ」
「多分、狐の里の人達はみんな“里への入り口”がある場所を知ってんだ。俺たちには分からないけど、山の麓から直接里へと通ずる秘密の空間ってのが必ずどこかに存在するはずだ」
妖術科市河の言葉に、全員は「なるほど」と頷く
里の住人は簡単に里へと行くことができるが、それを知らない景たちや小高家突撃隊は、地道に山を歩く必要があるというわけだ
「もうくんな!」
「さっき次行くときは誘うって言ったよなお前」
ウゲッという顔で叫ぶ市河に、ライが冷静に突っ込む
なんだか少し可哀想な顔の咲夜は、夏の日差しに目を細め、続く道をすっと見据えた
「俺の夏祭りへの道のりは、遠く険しいんだな.....この道無き道のように.....」
「喋ってねぇで早く歩け布野郎」
悲しみすらもライに一蹴される咲夜の言葉に
「でも確かにそうだよねぇ」
と景は辺りをくるくる見渡した
「こんな長くて歩きにくい山の中に狐の里があるなんてびっくりだよ」
「多分、狐の里の人達はみんな“里への入り口”がある場所を知ってんだ。俺たちには分からないけど、山の麓から直接里へと通ずる秘密の空間ってのが必ずどこかに存在するはずだ」
妖術科市河の言葉に、全員は「なるほど」と頷く
里の住人は簡単に里へと行くことができるが、それを知らない景たちや小高家突撃隊は、地道に山を歩く必要があるというわけだ