生徒だけど寮母やります!2

「MagicAssociation.....って本部の!?あの人そんなエリートなの.....あの年齢で!?」

「MAって魔術の総括本部っていうか.....悪い組織じゃないし、そんなとこに所属してる奴が日本の学校におるとかあり得へんやろ.....」


ルークがMAの一員であると知った景たちも散々考えた疑問点を口に出した有姫と鈴菜

千冬も、文化祭の準備があった日に咲夜から聞いたその事実を、なかなか飲み込めないでいた


電話の相手が爽馬だとしたら、ルークはなぜ爽馬と繋がっているのか.....


考えれば考えるほど分からなくなり、有姫はブンブンと首を振った


「私には分からないわ。小高くんやルークくんのことを色々知ってる景たちですら分からないんだとしたら、私たちにわかるわけないもの」

「そうやな.....。でも、ってことは、景たちは阻止しに来た小高爽馬と会えるってこと?」


満宵は天井を見上げながら、鈴菜の言葉に頷く

「そうなると思う.....。もし景ちゃんたちと爽馬さんが戦うことになったら、どの程度やられて帰ってくるんだろう.....」


小高爽馬は、景を傷つけるようなことをするだろうか

景は.....もし小高爽馬と戦うことになったとして


ちゃんと現実と向き合えるだろうか.....


「ほんまやな.....」

「どう.....なのかしら.....」


その答えがわかるのは

その2時間半後の事だった


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