生徒だけど寮母やります!2
小高爽馬は、話をする限りとても冷静で、感情を表に出さない人間だ
ルークはそんな彼の、笠上景を守ろうとしたその気持ちを、やっと今になって理解できたような気がした
彼女を自分では直接守れず、こうして依頼をする形になってしまったことは、彼にとって悔しいものだっただろう
ルークは景を見つめて、手を握りしめた
小高爽馬の依頼だからとかじゃなく、純粋に彼女を守りたい
絶対に
妖術結社には近づかせない
こうしてこの二日後から
ルークは下校を景と共にすることにしたのだった