生徒だけど寮母やります!2
なんだろう超見てくる.....
いや私も見てるんだけど.....
微妙な視線で超見てくる.....
景はライの視線に耐え切れず
「な.....なに.....なんか付いてる?芋ケンピ?」
と怪訝な顔をして尋ねる
ライは表情を変えぬまま
「いや、可愛いなと思って」
と目の前の本人にド直球に言った
「かっ..........」
なになになに誰!?
クーレスト(多分クールの最上級)野郎がいきなりどうした?
景の百面相が面白かったのか、ライはフッと笑う
「驚くな。俺は今までもお前に対してこんな気持ちばっかだったけど」
「え..........」
それを聞いて、景は
やっぱり.....こうやって言ってくれるってことは、私たちの関係は今までとは違うってこと、だよね.....
そう感じた
「嘘.....私まだお風呂だって入ってないし.....ぐちゃぐちゃだよ.....」
この夏の暑い中
図書館で勉強して、変化して爽馬と戦って怪我して、伊吹グループに行ったこの体は色んな意味でボロボロだ
「一緒に入る?」
「えっ?」
「風呂」
「どこの!?」
「ここ(男子寮B)の」
は.....!?
ライにいきなり大胆な事を言い出され、思い切り赤面する景
「バッ.....カなの!?入らないよ男子寮のお風呂なんて.....。それに.....ライはもう入ったんでしょ?」
景は彼のしっとりと湿った髪と紺色のゆったりした半袖姿見て、早口でまくし立てた