生徒だけど寮母やります!2


「俺はな。だからお前の体洗う」

「結構!」


景が即答するもライは聞いているのかいないのか、スッと彼女の後ろに回る


ん.....何!?

そして壁にもたれると、細い肩を掴んで引き寄せ背後からぎゅっと抱きしめた


「わ」

バランスを崩し、立て直そうとしたものの脚がライの両脚に挟まれて動けない



こんなっ.....いきなり何!?


そのまま腰に彼の手が触れて


お腹に掛けてゆっくりと撫でられ、景はビクリと反応した


「.....くっ、くすぐっ.....てか、ここ廊下.....」


廊下に並ぶドアの向こうには、結斗や咲夜、市河がいる


「出てきたら.....バレ.....」

「.....」


ライは一瞬動きを止めると、彼女の耳元で

「バレなきゃいいんだ?」

と囁く


「.....へ..........」


ライは景を抱えて背後のドアを開けると、そのまま自室に連れ込んだ


「え.....」

ちょっと.....待って.....!!


何度か来た事のある久しぶりのライの部屋に、景はそっと降ろされる


扉はバタンと閉められ、いきなり肩を掴まれるとライの唇が自分の唇と重ねられた


「んっ」


鼻で感じる、ライのお風呂上がりの匂い


何度か角度を変えて、音を立てる熱いキス


キ.....ス.....!?


しかし景にとってはそれどころではない


「ふっ.....んん.....待って.....んっ.....だから私お風呂に.....」


「.....風呂に、何」


「.....お風呂に入ってないから.....汚い.....んんっ」



その瞬間


喋っていた口の中に温かいライの舌が入ってきた事に気づいて、景はビクッと身体を反応させた



舌が唾液を絡ませながら口の中で動く


それに不覚にも自分の舌が触れた



「んっっ」


ライは二人の舌を、もうどちらのものかも分からない唾液で繋ぎながらゆっくり離す


「は.....ぁ.....ねぇ.....聞い.....れ.....ライ、ライ.....」


呂律が怪しくなりフニャンとした景をしっかりと抱きしめると、ライは


「だから言ってんじゃん。風呂入るかって」


と低い声で言った

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