生徒だけど寮母やります!2


そんな中

いい事を思いついたように千加が「あっ」と声を上げた


「喜多、君占いするんでしょ。この際インチキ占いでも何でもいいから、景がこの中の誰とくっつくのか占ってみたらー?」

「えっ、俺の占いで?」


えええ!?

それならもっと他の事占いたいよ!?


焦る景を見かねて、咲夜がにこりと笑って一年生をたしなめる


「君らー、ちょ〜っと先輩をからかいすぎじゃないかなー」


千冬がその言葉に頷きながら「お前、なに楽しんでるんだよ」と千加を叩くと、ルークは肩をすくめて


「ただの占いじゃないですか。先輩、信じてるんですか?占い」

と意地悪く笑った


「ただの占いとはなんや!」

先ほどもインチキ占いだのなんだの言われていた弥隼が、少しキレはじめる


なんだか悪い方向に流れていきそうだ


どうしよう.....

今までの男子寮Bでは無かった光景に、景はゴクリと唾を飲む


大人数になって何も変わらないとは思っていなかったが


さっそく.....

寮母としての使命を果たすときがやってきた.....!!
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