生徒だけど寮母やります!2
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1時間半後
シフトを終えた景、鈴菜、ライは、同じシフトの仲間たちと控え室でぐったりとしていた
「うーい、お疲れみんなー」
壁際に座り込んだシフト班長が手を振り、各々が「お疲れ様です」と返事をする
景はエプロン脱いで制服のポケットからスマートフォンを出すと、グループメッセージが届いていることに気がついた
.....結斗からだ!
そこには
《先代が来てくれたよ》
と書かれていた
.....やった.....!!
学校に先代の保健室の先生がいる!!
景は表情を変えず、心の中でそう叫ぶ
実は結斗の電話では『行けたら行きますね』との返事をもらっていたのだが
先代もそこそこの年齢
来てもらえるか不安があったのだ
メッセージは
《今から30分くらい先代と校舎を回るから、みんな11時に生徒会室に集まって》
と続いていた
受信は10時28分
景はいつの間にやらバーテンダーの衣装から制服に戻ったライに視線を向ける
その視線に気づいた彼も、メッセージを読んだのか
『分かってる。今10時45分くらいだから、そろそろ生徒会室に言ったほうがいいかもしれないな』
とテレパシーを送って来た
『そうだね、行こう』
『ああ』
『また後でね』
こうして2人は、別々に生徒会室へ向かった