生徒だけど寮母やります!2
私の寮母生活14
取り返します!
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引き続き市河家の居間にて
やっと全員が集合し、新旧含めた魔妖高校のの生徒たちはきゅうきゅうとおしくらまんじゅう状態でくつろいでいた
「咲夜お前.....景の腹にぐるぐる巻きついて屋上から飛んだんだって?一反木綿も隅に置けねーな.....?」
「しっ.....死ぬ、首がっ」
「まぁまぁライ、その辺にしてやってよ。彼にはこの後腹パン9回の刑が待ってるから」
咲夜にヘッドロックをかますライを横目で見ながら市河が助言のような、そうでないようなことを言って肩をすくめる
「腹パン9回?」
ほぉ?と興味深そうな顔でライが聞き返すと同時、腕が緩んだのか咲夜はげっそりしながら深く息を吸った
「はぁ、お前ら.....揃いも揃って鬼」
「そうそう。俺が3回、結斗が3回、爽馬が3回」
「へー。じゃあ俺が99回。計108回」
「除夜の鐘か俺は!!」
とうとう咲夜は怒りを噴出させライの腕から逃れると、その様子を景にぴとりとくっつき黙って見ていた爽馬と目が合う
「.....良い機会だし、煩悩でも払ったら」
「久々会って言うこと辛いね!」
_____いや本当に申し訳ない
景は元はと言えば自分のせいである事を心の中で目一杯謝罪しながら、関わるのはよそうと決心し茶をすすった
「煩悩払うのは鐘をつく側だから鐘側の咲夜ではないよな」(市河)
「たしかに」(ライ)
「え、鐘側の俺って何。ちょっと景助けて、こいつら頭がイッてしまっている」
景は「んー元からじゃーん.....?」と曖昧に濁し立ち上がると
「お茶のおかわりに行ってくるね」
と、その場から逃げることに成功した