気ままな恋愛事情
王子様
***
・・・・全ての授業が終わり帰る準備を始めるルミに、いつも通りセナがやってきた
「今日もあんた彼の所に行くの?」
「うん」
ルミはいつからだったか放課後になると上機嫌になるようになった
それを不審に思い、セナの得意な強面で問い詰めるとあっさり答えは返ってきた
”お菓子をくれる人がいるの”
それを聞いたセナは発狂した
当たり前だ。常日頃から心配していた事が現実になったのだから
セナが考えていたのは、お菓子に釣られてのこのこ誘拐犯の元に行くルナの図だった
容易に浮かぶ・・・
”だれから貰ったの!行くんじゃないよ、そんな誰かも分からない人の所!”
そうルミの肩を掴みながら怒鳴ったことはまだ記憶に新しい
・・・・全ての授業が終わり帰る準備を始めるルミに、いつも通りセナがやってきた
「今日もあんた彼の所に行くの?」
「うん」
ルミはいつからだったか放課後になると上機嫌になるようになった
それを不審に思い、セナの得意な強面で問い詰めるとあっさり答えは返ってきた
”お菓子をくれる人がいるの”
それを聞いたセナは発狂した
当たり前だ。常日頃から心配していた事が現実になったのだから
セナが考えていたのは、お菓子に釣られてのこのこ誘拐犯の元に行くルナの図だった
容易に浮かぶ・・・
”だれから貰ったの!行くんじゃないよ、そんな誰かも分からない人の所!”
そうルミの肩を掴みながら怒鳴ったことはまだ記憶に新しい