気ままな恋愛事情

「だって、すぐにどこか行っちゃったんだもん」



その表情に少し不服そうにしながらも自分の言い分を伝えた



「…ん？お菓子くれた後すぐどこかへ行ってしまったんだ？」



「…ん」



「…男からかな？」



「…そう、だよ？」




一方でルーベルトはお菓子をくれたという男の奇妙な行動に眉をひそめた



ルミがいくらこの学園の問題児でも、その容姿からモテているのはよく知っている



だから彼女に積極的にアピールしている男子もよく見られた



それも全てルミの無表情の前では勢いを無くしていったが…