気ままな恋愛事情
そうして、無駄にでかい校内をでるが、やはり人っ子一人いない



ルークはなぜか上機嫌だし、こんな毎日ものんびりできていいな、などとぼんやり考えていると、いきなり目の前に大柄の男が飛び出してきた


ルークは何者かとルミをかばうように立つ


いきなり現れた男はがたいがよく、筋肉質で背が高い


つり目がちな目と目力が印象的な強面だが、スッと高い鼻やバランスのよいパーツから、全体的に整った顔立ちをしていた



そしてなによりルークの目に留まったのは、真っ赤な髪


人工的に染めたとは思えないほどの鮮やかな赤だった








一方ルミは、どこかで見た顔に、悶々と頭をかかえていた・・・


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