君。
「ありがとう」

悠は満面の笑みでそれだけ言って自分の席へ戻って行った。


私はすこし顔が赤くなる。

なに、かわいいじゃん…///

顔がほころんでいると

「悠とそうゆうかんじなの!?」
やっぱり。

志織がきた
こういう時に限って見ている。

「違うよ!」

せいいっぱい否定するも、その行動は虚しく

「悠と隣になれるといいねっ!!!」

案の定、大きい声でその言葉を口にしたのだ。

どうしよう。きっとみんなに聞かれてるよな。それに、万が一悠に聞こえてたらどうす…

悠と目が合ってしまった。

最悪。

私はそんな事言ってないのになんで志織は…

今すぐ仕返しをしたかった。
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