君。
視線を感じて左の方に目をやると

志織がすごい形相で私を睨んでいたのだ。



「はっ…」

「どうした?」
吉野が優しく聞く。

いまあったことを説明しようとした時教室のドアが開いて先生が入ってきた。

「HRはじめるよー。席つきなさい!」

みんな何事もなかったかのように席へ戻る。

私は何があったのかわからないまま肩を落とす。
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