ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
その時、
今までにない悲しみが押し寄せ、
どんどんと目頭が熱くなって行った。



コウシがアタシの王子様な訳ないよね…


何、考えちゃったんだろう…
アタシってホント、バカ!!

大バカ!!



アタシはコウシとシノブちゃんに
背を向け、歩き出した。


何となく、
二人の視線も感じる。


でもここで振り返ったら、
またバカなことを考えそうになる。


やっぱりアタシは
恋なんて出来ない女なんだ…。



アタシはトボトボと家まで、
30分かけて帰った。
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