ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
「「…あ」」



声を揃えてしまう。


となりに座っていた、
男性はコウシだった。


ジーンズに大きめのTシャツを着て、
キャップを深く被ったコウシが
気まずそうにアタシを見ていた。


そして、
すぐにお互いが視線を外した。



…気まずい。



無言のまま、
バスは進んで行く。


コウシも何も話そうとしない。



このまま、
何もないまま、
コウシはバスを降りるよね…。
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