ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
バスは走り出し、
俺たちの間に沈黙が流れる。



「こら!!!大人しくしろ!!!」


「キャー!!!!」



男性の太い声と
女性の悲鳴が聞こえた。


俺は身を乗り出し、
運転席付近に目を向けた。



げげ??何だ?!



小太りの30歳後半の男が
OL風の女性を捕まえ、
首元にナイフを向けていた。


全身黒で統一しているが、
サングラスをしていないため、
顔が丸見えの犯人。
すげ~間抜け。
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