ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
バスは犯人の言うように
高速に走り始めた。


窓の外を見ると、
笑顔で運転している人や
楽しそうな子供たちの姿が目に入る。



うちらはこんな状態なのに(>_<)



「もう我慢できね~!!!」



コウシは立ち上がり、
アタシの前を通って、
犯人に向かって行った。



「おい!!何だ!!
この女がどうなっても良いのか!!」


「キャー!!やめて!!」



響く声が
他のお客さんの恐怖を誘う。


でもコウシは犯人の目の前に立ち、
落ち着いた口調で話し始めた。

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