ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
それから1時間ほどすると、
マンションのフロントから電話が入った。



「え??
新垣…、あ、はい。
はい…通しても大丈夫です」



受話器を置くと、
またモヤモヤした気持ちが込み上げる。


でも同時に、
嬉しい気持ちも込み上げた。



♪ピンポーン



俺は何食わぬ顔で、
ドアを開ける。



「……よお」


「…うん」



少し膨れた福顔のユリがうつむいている。
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