ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
痛てぇ~~!!
何でだよ~



頭の中では、
言葉が浮かぶのに、
声に出来ない。



「…おい、何だよ…」



力を振り絞って、
やっと声を出た。



「もう、
アンタには騙されないから!!」



キッパリ宣言したユリが
“はァ!”と奇妙な声を上げる。


すると、
廊下を物凄い音を立てて
走って来る音が聞こえた。



「コウシ!!!!」



目に飛び込んできたのは、
青ざめた顔の姉ちゃんだった。

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