ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
ユリside



―ミーン ミーン ミーン ミーン


何なの!!このセミの声!!



イライラしながら、
足早なアタシの横を
一台の自転車が通り抜ける。



「ユリ!!急げ~!!」



その声はマサキ!!



「アタシのことも乗せてってよ!!」



大声で叫ぶアタシに
振り向きながら
“あっかんべ~”をするマサキ。

< 27 / 357 >

この作品をシェア

pagetop