ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
「……しんどい」



つい出た独り言に、モエが、

「もう、オバサンみたいだね…」

と、少し呆れ口調で言った。



机の上で、
またグッタリ寝そべっていると、
HRが始まり、先生の声が聞こえる。


そんな時、
アタシのケータイが鳴った。



<今日、お昼にシノブちゃんも誘って、お弁当食べようよ>



モエからのメールだった。


モエに顔を向けると、
チラッとこっちを見て笑っている。


面倒くさがりのアタシは、
指でOKと合図を送ると、
そのまま、また机に寝そべった。


< 29 / 357 >

この作品をシェア

pagetop