ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
コウシside



俺は無我夢中で走った。


校門から出ると、
いつものバス停には向かわず、
ひたすら走り続けた。


ユリがマサキに寄り添う姿が
脳裏から離れず、
思い出すたびに胸が苦しくなる。



ユリはどうして、
あんな顔してたんだ??


俺って
そんなに頼りないのか…?


俺のこと、
好きじゃないのか??


マサキって奴のほうが
好きなのか??



自問自答を繰り返し、
ひたすら走り続けた。
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