ツンデレ年下彼氏とブスガッキー《完結》
どうやって帰ってきたのか…
気付いたときは、マンションの前に居た。


そのまま家に入る気分になれず、
公園のベンチに腰を下ろす。


そして、
何度もため息が漏らした。



「コウシ!!!」



陽も落ちて、
薄暗くなった空の下、
俺を呼ぶ大きな声が聞こえた。


俺はゆっくりと
声のほうに顔を向ける。



……あ、ユリ。
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